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【研修記録】私が経験したパーソル&サーバーワークスの研修について

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目次

はじめに

本記事では、パーソル&サーバーワークス(以下「当社」という)の研修を修了した立場から、研修内容を紹介します。
※当社の研修は日々アップデートしており、私が受けた研修と現在の研修は異なる点があります。予めご了承ください。

当社の研修に興味がある場合、次の2点を理解しておくことが重要です。

  • 研修は AWS 知識を叩き込んでもらう場ではなく、AWS 知識を土台とした成果提供を練習する場であること
  • 研修は大変ですが「厳しい」のではなく、経験が浅くても高い達成目標に挑戦することから、その努力と失敗が多くの苦労を伴うこと

研修概要

当社のトレーニングプランは、当社ホームページに掲載されているように「IT エッセンシャル」「AWS ファンデーション」「AWS アドバンスト」とカリキュラムが組まれています。

  

1週間のスケジュール

研修期間中は、以下画像のように定例で参加する研修がありました。

黄色の研修は、AWS アドバンストを受講中のメンバーは任意参加です。
定例の研修以外の時間は、自身が受講しているカリキュラムの対応を進めます。

定例の研修内容

朝会

共有事項の伝達や、当日作業予定の報告を行う場です。
朝会では研修中のメンバーが順番にファシリテーターを務めますが、必ず冒頭でアイスブレイクを行います。

今日の学びを共有する会

当日に得た学びについて、共有を行う場です。
Web会議画面に投影する簡単な資料を作成したうえで、得た学びを3分ほどの時間で発表します。

AWS アップデート確認会

AWS は提供するサービスについて、頻繁にアップデートをしています。
当社の AWS アップデート確認会では、「AWS ファンデーション」「AWS アドバンスト」受講中のメンバーが、事前調査したアップデート内容をグループに分かれて共有します。

IT エッセンシャル 成果発表会

「IT エッセンシャル」受講中のメンバーが、毎週与えられるお題に沿って成果物を用意して発表します。 他の研修中メンバーも成果発表会へ参加して、発表に対して質問やコメントを行います。

研修カリキュラムの内容

研修概要で3つのカリキュラムを示しましたが、私はそのうち「AWS ファンデーション」と「AWS アドバンスト」を受講しました。
研修期間としては、計5ヶ月間に及ぶ研修になります。以下、各研修の内容を簡単に記載します。

AWS ファンデーション

当社ホームページには以下が記載されています。

AWS ファンデーションの修了にあたっては、AWS 認定の AWS Certified Solutions Architect - Associate (以下「SAA」という)取得が必要です。

AWS ハンズオン教育

基礎的な AWS サービスのレクチャーと、それらを使用した環境構築をハンズオン形式で行います。
ここで学んだ AWS サービスの構築は、以後の研修における重要な基盤になります。

資格受験サポート講座

SAA 試験に出題される AWS サービスについて、レクチャーを動画にて視聴します。
SAA 試験の対策になるほか、広範な AWS サービスを知ることができるため、AWS 環境の設計にもその知識が役立ちます。

実践アーキテクトハッカソン

出題された要件に沿って、構成図・パラメータシート・AWS 環境を作成します。
そして作成した成果物を提示しつつ、要件の実現についてトレーナーや他のトレーニーへ説明を行います。

RFP チャレンジ

提示された顧客希望に沿って、提案する構成図を作成してトレーナーへ説明します。
RFP チャレンジは構成図の作成期間が2営業日と短く、また研修の中では RFP チャレンジに限って他者への相談は禁止されています。

AWS アドバンスト

当社ホームページには以下が記載されています。

対応する模擬案件では簡単な顧客要望を伝えられた後、ヒアリングを通して案件を遂行していきます。
また AWS アドバンストの修了にあたっては、AWS 認定の AWS Certified Solutions Architect - Professional (以下「SAP」という)の取得が必要です。

模擬案件①

トレーニーが二人一組のペアとなり、顧客役のトレーナーに対して要件ヒアリング・設計・構築・納品を実施します。
キックオフミーティングの実施から検収受領までを行うように、実案件と変わりなく工程を進めていく必要があります。

模擬案件②

模擬案件①とは違うペアで、新規 AWS アカウントの環境作成および、既存 AWS アカウント環境の変更作業を実施します。
模擬案件①と比べると、既存本番環境の作業が追加されており、その調整や万全な準備が必要となります。

模擬案件③

顧客役のトレーナーから要望をヒアリングして、コンペ形式で構成・見積提案を実施します。
模擬案件①・②と異なり1人で全作業を行って、初回提案・最終提案を顧客役に対して行います。
コンペ形式のため他のメンバーと提案を競うことになり、研修の最後に採用提案が発表されます。

研修を振り返って

アウトプットが多い

ここまで記載した内容を見て頂くと、インプット研修は少なく、大半がアウトプットを伴う研修であることが伝わると思います。
求められるアウトプットに必要となる AWS 知識について、私は自学で不足分を補う必要がありました。
研修は AWS 知識をレクチャーでじっくりと教えてもらう場ではなく、発表や案件遂行(すなわち、お客様への成果提供)を練習する場であるといえます。

研修は大変

研修を振り返ると「想像以上に大変だった」という感想が思い浮かびます。
大前提として、研修で要求される基準に届かなくても、不出来を責められたり、失敗を追及されたりすることはありません。「厳しい」研修では無いと思います
トレーナー陣は、どうすれば成長できるのかを一緒に考えて、助言を行ってくれます。

大変だった理由は、経験が浅くても高い達成目標に挑戦することから、その努力と失敗が多くの苦労を伴ったからです。
模擬案件は、AWS 知識とプロジェクトマネジメントの経験が不足している中で、限られた期限での対応に追われました。
SAP 試験に関しては取得カリキュラムはなく、模擬案件と同時並行で試験勉強を行い、てんてこ舞いの状況になりました。

まとめ

本記事では、当社の研修について紹介しました。
研修は大変でしたが、研修前に比べると間違いなく成長できたと思います。
もし当社への入社を検討している場合、本記事が参考になれば幸いです。

出典

1:"トレーニングプログラム|採用情報|パーソル&サーバーワークス株式会社". persol-serverworks.co.jp. https://persol-serverworks.co.jp/recruit/training/index.html, (参照 2025-05-12)

この記事は私が書きました

Hirano

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AWSの知見を身につけるため、一大決心でP&Sに入社しました。 目標はシステム改善に大きく貢献できるエンジニアになることです。 簡単な内容であっても自身が戸惑った点を投稿することで、同じ苦労をしている方の助けになれば嬉しいです!

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