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当社のエンジニアが、お客さまから信頼される理由 ─ 技術を"判断できる形"にする力 ─
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目次
こんにちは。パーソル&サーバーワークスの採用担当の小倉です。
採用面接の場で、
「御社で活躍されているエンジニアは、どんな方が多いですか?」
というご質問をいただくことがよくあります。
「活躍」という言葉の意味を噛み砕いて考えると、私たちは常駐型でお客さまの現場に入り、価値提供を行っているため、
- 「どのような成果を出せているか」
- 「お客さまから信頼されているか」
という点に行き着きます。
以前、採用グループとして採用ペルソナを検討する際に、社内ヒアリングとして当社のエンジニア複数名に対し、「常駐先でどのように成果を出しているのか」、「どう評価されているのか」をテーマに話を聞く機会がありました。
そこで見えてきたのが、ある共通点です。
それは、お客さまから信頼されているエンジニアほど、
「技術の話」をする前に「状況の整理」から始めている、
ということでした。
お客さまのご相談は、「技術の話」であると同時に「意思決定の話」でもある
お客さまから寄せられるご相談は、一見すると技術的な内容であることがほとんどです。
たとえば
- この構成で問題ないか
- セキュリティ的に大丈夫か
- コストを下げたいが、どこから手を付けるべきか
いずれも「技術的な答え」を求められているように見えます。 ただ、採用担当として現場の話を聞いていく中で感じるのは、 多くの場合、その手前の段階でつまずいている、という点です。
- 判断に必要な材料が揃っていない
- 前提条件や責任範囲が曖昧
- 誰がどこまで決めてよいのか分からない
こうした状況が重なり、
「何から決めればいいのか分からない」 「判断が先送りになってしまう」
といった意思決定の停滞が生まれているケースは少なくありません。
だからこそ、当社のエンジニアは いきなり技術的な解決策を提示するのではなく、 まず状況や前提を整理し、 関係者が"判断しやすい状態"をつくることから始めています。
まず、論点を整理し、合意形成を支える
社内ヒアリングの中で多く聞かれたのが、
作業に入る前に「前提・論点・責任範囲」を揃える動きです。
関係者が多い現場ほど、
「誰がやるのか」「どこまでが自分の範囲なのか」が曖昧なまま、
プロジェクトが進みそうになることがあります。
そうした場面で、
- 主要なタスクを必要最小限に整理し
- 担当と確認の役割を明確にし
- 認識がズレていそうな点だけを会議で確認する
という形で、論点を可視化してから前に進める。
また会議でも、
「何が決まったか」「何がまだ決まっていないか」「次に誰が何をするか」
を整理して終えることで、
言った・言わないや手戻りを防いでいるケースが多くありました。
言い換えると、
論点整理と合意形成を通じて、
「決められない状態」を少しずつ解消していく。
その積み重ねが、プロジェクト全体を前進させる結果につながっていたと感じました。
その場限りにせず、次につながる形で残す
もう一つ印象的だったのが、アウトプットの残し方です。
単に作業を終えるのではなく、
- 次に触る人が迷わない
- 同じ品質で再現できる
- 確認や手戻りが起きにくい
ということを意識して、
手順や考え方を整理して残しているエンジニアが多くいました。
具体的には、構築や運用の手順を「前提」「流れ」「注意点」まで含めて整理したり、
設計資料を"読むため"ではなく"会話が進みやすい形"に整えたりすることで、
現場全体のスピードや安定感が増していった、という話が複数ありました。
導入して終わらせず、運用・定着まで向き合う
セキュリティやガバナンスのような領域では特に、
「導入して終わり」にならないことが重要だと考えています。
お客さま固有の事情や制約を理解したうえで、
- 差分を整理する
- 小さく検証する
- 運用として回る形に落とし込む
こうした丁寧な積み重ねが、
長期的な信頼関係を支えていると考えています。
断定せず、判断しやすい材料として提案する
お客さまへの提案の仕方にも、共通する傾向として見られたのが、
「こうすべき」と結論を押し付けるのではなく、
- いくつかの選択肢を出す
- それぞれのメリット・デメリットを整理する
- 運用やコストへの影響を添える
という形で、判断しやすい材料を揃える姿勢です。
正解を当てにいくことよりも、
お客さま自身が納得して決められる状態をつくること。
そういった関わり方が、意思決定を前に進めることにつながっていると感じています。
社内ヒアリングから見えた共通項
今回の社内ヒアリングを通じて見えてきたのは、
これらが「こうすべき」という理想論ではなく、
実際の現場で意識されている行動として、共通して挙がっていた点でした。
整理すると、次のような共通項があります。
- 技術を意思決定につなげている
- 論点と責任を整理し、合意形成を前に進めている
- その場で終わらせず、次につながる形にしている
- 常にお客さまの成果を起点に考えている
「安心して任せられる」という評価は、
特別な一手によって生まれるものではなく、
こうした行動が日々積み重なった結果として形になっていくものだと考えています。
最後に、私たちが大切にしていること
ここまでご紹介してきた行動の背景には、
当社がエンジニアという仕事をどう捉えているか、という考えがあります。
新しい技術への感度を保つことはもちろん重要ですが、それ以上に、
「技術で課題を解決できるエンジニア」であることを常に大切にしています。
また非技術的な面では、
- お客さまに対して真摯であること
- お客さまの成功を自分ごととして捉えること
を、日々の行動の拠り所としています。
こうした考え方や向き合い方の積み重ねが、 冒頭で触れた、当社エンジニアの「活躍」の実態となります。
もし、
「作業をこなすだけで終わらせたくない」
「技術力を意思決定やビジネスの成功につなげたい」
と、少しでも共感できる部分があれば、
ぜひ、面談や選考を通じてお会いできればと思います。
この記事は私が書きました
小倉 雄人
記事一覧パーソル&サーバーワークスの採用担当。 辛いモノが好き。おなかが弱い。