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"転職のプロ"が人事になって気づいた、誰も教えてくれない転職活動の「リアルとヒント」

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目次

転職活動って本当に大変(しんどい)ですよね?

はじめまして。
私はパーソル&サーバーワークス(以下、P&S)で採用担当をしております。
いきなり、採用担当が何を言っているんだと思われるかもしれませんが、私自身、かつては「転職エージェント」として年間何百名ものキャリア支援をしてきた「プロ」でした。

しかし、そんな「プロ」であるはずの私が、初めて自分の転職活動をした時、結果はどうだったと思いますか。

......実は、エージェントの次に挑戦した会社ではわずか3ヶ月で早期離職してしまいました。

そしてその後、いま在籍しているP&Sに出会い、採用担当として日々さまざまな転職希望の方々とお会いさせていただいております。

「エージェントだった私」「転職活動で失敗した私」「いま、P&Sの採用担当として働く私」

この3つの視点を持つからこそ、綺麗事抜きで、転職活動で直面する「リアル」と「ヒント」を本音で綴らせていただきます。

元転職エージェントの痛恨のミス"私が3ヶ月で辞めた理由"

何年も転職支援をしていた私が大失敗してしまった理由はシンプル──。

「会社の大きさ」「ネームバリュー」に目がくらみ、 本当に大切にしたい「転職軸(仕事を通じて叶えたいこと)」を無視して入社。

結果的に早期リタイア。

「いやいや、プロならわかるでしょ?」と思われるかもしれませんが、 いざ自分のこととなると、客観的な視点は驚くほど簡単に消え失せるんです。

「仕事しながら転職活動」 脳のメモリも時間も全然足りない問題

なぜ、こんなことが起きるのか??

それは、「働きながら転職活動をするなんて、あまりにハード」(声を大にして言いたい)
日々の多忙な業務で脳のCPU使用率をカツカツな状態で帰宅。そこからPCを開き、

  • 採用募集している会社を探す
  • 求人票を読み込む
  • 志望動機をひねり出す
  • 面接対策の準備をする
  • 面接の日程調整をする etc....

「脳の空き容量なんて残ってないよ!」 これが本音ですよね。
私自身もそうでした。日中の業務で疲れ果てた頭では情報の取捨選択も雑になり、 なんとなく目についた「条件が良さそうな求人」を眺めては、応募ボタンを押すことすら億劫になる──。

この「リソース不足」こそが、転職活動における最初の、そして最大の敵なんです。

"自己分析"の迷宮と、"面接"という異様な空間

時間と脳のリソース不足の中で、さらに追い討ちをかけるのが「自己分析」「面接」という2つの高いハードル。

エージェント時代の私は、転職希望者様に対して

「まずは自己分析をして、キャリアの棚卸しをしましょう! 転職軸を考えることが大事です!」 と、とっても偉そうに言っていました。笑

しかし、いざ自分が転職活動をすると愕然としたのです。

「あれ、自分のことなのに、自分が一番わからない......」

職務経歴は書けても、「転職先で何を得たいのか・何を実現させたいのか」を言語化しようとするとピタリと止まってしまう。
結局、当時の私はこの苦しい作業から逃げ、「まあ、なんとかなるだろう」と見切り発車してしまいました。

しかし、その状態で待ち受けていたのは、「面接」でした。

冷静に考えてみてください。
面接って、かなり"異様な空間"だと思いませんか。

「初めまして」の面接官に対して、 たった1時間程度で、自分が何年も積み上げてきたキャリアを伝える。 さらに良く見せようとしてしまう。

  • 「うまく話さなきゃ」
  • 「気に入られなきゃ」

仕事も繁忙期に差し掛かっていたこともあり、 無意識のうちに「内定を取ること」をゴールに変えてしまいました。

本来、転職活動は「自分がもっと幸せに働ける場所を探す」ことのはずなのに、 いつの間にか「面接官という審査員に合格のハンコをもらう場」にすり替わってしまったのです。

環境が変わっても、「あなた」は変わらない

そうして私が選んだ「会社の大きさ」と「ネームバリュー」は、冒頭でお伝えした通り、ミスマッチという結果につながりました。

「大手企業だから、きっと手厚い育成支援も整っているはずだ」

「転職(環境を変えること)さえすれば、自然と成長できるだろう」

そんな甘い(本当に激甘でした)期待を抱いて入社しましたが、現実はそう上手くいきませんでした。

会社が用意してくれたレールに乗るだけでステップアップできると思い込み、 自分の「転職軸」や「覚悟」を深掘りせずに決断してしまった私。

結局、中身が変化しきれていない自分自身が、新しい環境の変化に対応できなかったのです。

この失敗から、私はある一つの重要な事実に気づきました。
それは、「転職成功 = 成長できる」というのは間違いだということです。

少しイメージしてみてください。
転職とは、ランナー(あなた)が、走る「道路(環境)」を変える行為に似ています。

今まではデコボコの砂利道だったかもしれない。 転職することで、きれいに舗装された道路(環境)に移れるかもしれない。 あるいは、今よりもっと急な坂道になるかもしれない。

でも、忘れてはいけないのは、「道路が変わっても、走るランナーの足腰(スキル)がいきなり強化されるわけではない」ということです。

舗装された道に行けば走りやすくはなりますが、 速く走れるかどうかは、 結局のところあなたの「足腰」次第。

転職は魔法ではありません。

P&Sにあるのは、走り切るための「トレーニング」

少し厳しいことを言ってしまいましたが、「だから一人で頑張れ」と言いたいわけではありません。
私が前職で失敗したのは、変化に対応するための「準備=足腰を鍛える」を怠ってしまったからです。

私たちP&Sが提供したいのは、単に「AWSを扱える」という環境(道路)だけではありません。
その道を、自分の足で力強く走り切るための「トレーニング(育成)」に本気で力を入れています。

例えば、

  • クラウド未経験の方には:AWSの基礎知識習得はもちろん、クラウド導入から設計・開発・運用などを一気通貫で支援できるスキルを身につけるカリキュラム。
  • クラウド経験者の方には:今までの経験値をベースに、AWS領域において「幅」と「深さ」を広げ、より実践的なスキルを底上げするプログラム。

私たちは、「舗装された道をただ歩く人」ではなく 「どんな道でも自分の力で切り拓いていけるエンジニア」になろうとする、強い意志を持った方を求め、その支援を惜しみません。

そのために、P&Sのトレーニングは、 「その挑戦を一緒に走りながら支え、確実に力をつけていける環境」であることを何より大切にしています。

私たちの役割は、その意思を持ったあなたとともに同じゴールを目指す「伴走者」として、徹底的に支援することです。

転職して終わりではありません。そこから始まる長い道のりを、一緒に力強く走れる足腰を鍛えていきましょう。

P&Sの面接は"答え合わせ"の場ではない

最後に、私たちの「面接」についてお話しさせてください。
面接対策というと、「転職活動 スペース 面接対策」でググって、想定問答集を作って......と準備される方が多いと思います。
でも、P&Sの面接に関しては、そのような「面接合格のための下調べ」は一切必要ありません。

P&Sの面接は転職希望者様と企業の「答え合わせ」の場ではないからです。 評価するための質問に対して、「正解」の回答を用意しているわけでもありません。 過去の私のような「良く見せるため」「内定を取るため」に用意した定型アピールは不要です。

私たちが知りたいのは、

  • 「何を大事に考えているか」
  • 「その時、どう思ったか」
  • 「これから何を叶えたいのか」

といった、ひとりひとりの価値観や行動特性。
面接を合格するための知識よりも、「仕事をしていて、こんな時に楽しさを感じた」「あのプロジェクトの失敗は本当に悔しかった」という、あなたの生身の感情やエピソードを聞きたいです!

そうした背景から、P&Sの面接は"対話"することを重視しています。 こちらから一方的に審査するのではなく、 あなたの悩みや希望を共有し、 「P&Sという環境なら、あなたの足腰をどう鍛えられるか」を一緒に考える場にしたい。

ただ、ここで一つだけお伝えしておきたいことがあります。 私たちが提供する「トレーニング」は、あくまで「自ら走り出す意思がある人」のためにあります。

だからこそ私たちがお迎えしたいのは、受け身で待つのではなく、 そのトレーニングを使い倒してくれるような「自発的な成長意欲」を持つ方です。

「誰かに変えてもらう」のではなく、「自ら変わりたい」

もし、環境だけではなくパーソル&サーバーワークスの仲間とともに、自分自身を変えていきたい と思っていただけた方は、ぜひカジュアルにお話ししてみませんか?

皆さまにお会いできることを心からお待ちしております。

この記事は私が書きました

小倉 雄人

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パーソル&サーバーワークスの採用担当。 おなか弱い。 でも辛いモノは好きです。

小倉 雄人

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