ENGINEER BLOG ENGINEER BLOG
  • 公開日
  • 最終更新日

【MCP】AWS MCP Server とオープンソース MCP Server の違い

この記事を共有する

目次

はじめに

こんにちは、パーソル&サーバーワークスの Endo です。
2026 年 5 月 に AWS MCP Server が一般提供開始されました。 本記事では、従来から利用可能だったオープンソースの MCP Server と、AWS MCP Server の違いについてまとめていきたいと思います。

MCP Server とは

前提知識として、MCP Server について少し解説します。
MCP Server は、ざっくり言うと AI がデータソースやツールと連携する規格のことです。

MCP Context Protocol の Documentation には、以下のように記載されています。

MCP(Model Context Protocol)は、AIアプリケーションを外部システムに接続するためのオープンソース標準規格です。
MCPを使用することで、ClaudeやChatGPTなどのAIアプリケーションは、データソース(ローカルファイル、データベースなど)、ツール(検索エンジン、計算機など)、ワークフロー(特殊なプロンプトなど)に接続し、重要な情報にアクセスしてタスクを実行できるようになります。
MCPは、AIアプリケーションにとってのUSB-Cポートのようなものだと考えてください。USB-Cが電子機器を接続するための標準規格を提供するのと同様に、MCPはAIアプリケーションを外部システムに接続するための標準規格を提供します。

What is the Model Context Protocol (MCP)? より、日本語訳を引用

MCP Server は 2024 年 11 月に発表されてから短期間で急速に広まり、情報の取得、操作がより柔軟に、迅速にできるようになりました。

オープンソース MCP Server

従来から利用可能だったオープンソースの MCP Server は、インターネット(Github)に公開されているオープンソースの MCP をツールごとに、統合開発環境に設定する必要があります。

例えば、 AWS Knowledge MCP Server を使用したい場合は、MCP クライアント(mcp.json)に以下のように設定する必要があります。

{
  "mcpServers": {
    "aws-knowledge-mcp-server": {
      "command": "uvx",
      "args": ["fastmcp", "run", "https://knowledge-mcp.global.api.aws"]
    }
  }
}

上記のような設定を、MCP Server 単位で設定する必要があります。
利用したい AWS 関連の MCP Server が増えたら、都度 mcp.json に定義を追加します。

認証については、共通の認証手段のようなものはなく、MCP Server ごとに認証情報(AWS_PROFILE)を設定する必要があります。
※どの MCP にどの設定が必要かは、Github の各フォルダ内に記載があります。

MCP 呼び出し時には、ローカル環境で uvx や、npx、docker などが使われます。

AWS MCP Server

AWS MCP Server で利用可能な機能は以下のみです。

  • aws-api-mcp-server
    • 認証済み AWS API の検証、実行などのタスク用ツール
  • aws-knowledge-mcp-server
    • AWS ドキュメントページから検索や推奨事項を取得するツール

※ 2026 年 6 月時点、MCPサーバーツールの理解 を参照。

AWS MCP Server を有効化するだけで、今まで個別に設定していた AWS 関連の MCP クライアント設定が不要になります。
また、AWS MCP Server は、 AWS Identity and Access Management (IAM) と IAM SigV4 認証を使って、プロキシ経由で API を呼び出します。

違いについての比較

オープンソース MCP Server と、AWS MCP Server の違いについて、要点を以下の表にまとめます。

機能 オープンソース MCP AWS MCP
設定 mcp.json に MCP 単位で設定 mcp.json で一括設定
認証 MCP ごとに認証(個別設定) IAMおよびIAM SigV4 認証(共通設定)
開発モデル OSS AWS によるリリース
監査 監査の仕組み無し 監査可能(CloudTrailに記録)

おわりに

何となく使っていた MCP 設定も、比較するとそれぞれメリット・デメリットがあるように感じました。
本記事がどなたかのご参考になりましたら幸いです。

この記事は私が書きました

S.Endo

記事一覧

コーヒーインストラクター検定2級を所持しているエンジニアです。コーヒーを飲みながら仕事をしています。

S.Endo

この記事を共有する

クラウドのご相談

CONTACT

クラウド導入や運用でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
専門家がサポートします。

サービス資料ダウンロード

DOWNLOAD

ビジネスをクラウドで加速させる準備はできていますか?
今すぐサービス資料をダウンロードして、詳細をご確認ください。