ENGINEER BLOG ENGINEER BLOG
  • 公開日
  • 最終更新日

AWS MCP Server に OAuth でつないでみた

この記事を共有する

目次

はじめに

先日、AWS MCP Server が OAuth に対応したというアップデートがありました。
AWS MCP サーバーでの OAuth のサポート

私はターミナルで動かすエージェントには AWS CLI のプロファイルを持たせていますが、デスクトップアプリ側には認証情報を置いていませんでした。
認証情報なしで AWS の情報を見られるなら便利そうだと思い、実際に試してみました。

AWS MCP Server とは

Agent Toolkit for AWS が提供する MCP サーバーで、AI エージェントから AWS の情報取得や操作を行えるようにするものです。
以前は用途別に分かれていた MCP サーバーがこの 1 本に統合されています。

接続方法は 2 つあります。

  • OAuth:ブラウザで AWS にサインインして認可する。ローカルに認証情報を置かない
  • SigV4:ローカルの AWS CLI プロファイルの認証情報で署名する

今回試したのは OAuth の方です。
認証情報を持たない環境から、簡単に AWS の中を確認したいときに向いています。

サービスの詳細は AWS MCP Server の使用を開始する にまとまっています。

設定してみる

IAM ポリシーを付与する

OAuth でサインインするユーザーまたはロールに、以下の AWS 管理ポリシーを付与します。

arn:aws:iam::aws:policy/AWSMCPSignInOAuthAccessPolicy

これが無いとサインイン画面までは進めても認可が通りません。

mcp.json を書く

設定ファイルに MCP サーバーを 1 つ追加するだけです。

{
  "mcpServers": {
    "aws-mcp": {
      "type": "http",
      "url": "https://aws-mcp.us-east-1.api.aws/mcp?oauth=initialize"
    }
  }
}

書くのは transport の種類とエンドポイントの 2 つだけで、認証に関する記述はありません。
アクセスキーもプロファイル名も書かないので、設定ファイルを共有しても秘密情報が漏れません。

サービスの提供リージョンは us-east-1 のみのため、普段使っているリージョンに関わらずこのエンドポイントを指定します。

配置場所はエージェントごとに異なります。

  • Kiro:~/.kiro/settings/mcp.json
  • Claude Code:~/.claude.json

有効化してサインインする

MCP サーバーを有効化して最初のツール呼び出しを行うと、ブラウザが開いてサインイン画面に遷移します。 aws-mcp-oauth-1.png

すでにブラウザで AWS にサインインしていれば、セッションを選ぶ画面が出ます。
使いたいものを選んで許可すると、そのままエージェント側に戻って使えるようになります。

ここまでで設定は終わりです。
試しにAWS環境のS3バケット一覧を確認すると正しく結果が返ってきました。 aws-mcp-oauth-3.png

使ってみて気づいたこと

OAuth 方式には複数アカウントの切り替えができないという制限があります。

つまり、開発と本番のアカウントなどを行き来したりする使い方には向きません。
そういった用途ではローカルのプロファイルを使う SigV4 方式を選ぶことになります。

逆に、認証情報を置いていない端末から特定のアカウントの中を確認したいだけであれば、OAuth が一番手軽です。
私は用途に応じて、ターミナルのエージェントは SigV4、デスクトップアプリは OAuth という使い分けにしました。

まとめ

AWS MCP Server の OAuth 対応を試してみました。
mcp.json に 2 行書いてブラウザで許可するだけで終わるので、認証情報を配りたくない端末でも AI エージェントから AWS を覗けるようになります。
同じように「見るだけなのに準備が重い」と感じていた方の参考になれば幸いです。

この記事は私が書きました

野間 太一

記事一覧

猫とCloudFormationが好きです。

野間 太一

この記事を共有する

クラウドのご相談

CONTACT

クラウド導入や運用でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
専門家がサポートします。

サービス資料ダウンロード

DOWNLOAD

ビジネスをクラウドで加速させる準備はできていますか?
今すぐサービス資料をダウンロードして、詳細をご確認ください。