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【Kiro】オフラインハンズオンイベント参加レポート
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目次
はじめに
こんにちは、パーソル&サーバーワークスの Endo です。
2025 年 12 月 19 日に開催された、AWS サポート主催の Kiro CLI オフラインハンズオンイベントに参加させていただきました。
本記事では、イベント概要やハンズオンを実施して感じたことなどをまとめたいと思います。
イベント概要
本イベントは、株式会社サーバーワークス向けに開催された AWS サポート主催の Kiro CLI を用いたトラブルシューティングワークショップです。
正常に動作していない AWS アーキテクチャを、Kiro CLI を通じて修復していく内容となっています。
イベントでは Workshop Studio アカウントが払い出されます。
このアカウントは一時的なハンズオン用の環境となり、AWS 利用料金の負担はありません。
Workshop Studio アカウントには有効期限が設定されており、期限が過ぎると払い出されたアカウントごと削除され、情報が消えるようになっています。
Kiro CLI を利用するために
Kiro CLI を利用するには、以下いずれかの方法で認証する必要があります。
- GitHub：GitHub アカウントとのシームレスな統合
- Google：Google の資格情報でサインイン
- AWS Builder ID：AWSデベロッパー向けの迅速なセットアップ
- AWS IAM Identity Center：集中管理による企業グレードの認証
※ Kiro CLI の紹介：Kiro エージェントをあなたのターミナルへ より引用
今回のイベントでは、AWS Builder ID を使って Kiro CLI の認証を行いました。
Kiro の料金体系について
Kiro には専用の料金体系が存在します。各プランごとに消費可能なクレジット量が決まっており、このクレジットはプロンプトの複雑さに応じて消費されます。
※ 新しい料金プランと新エージェント「Auto」の発表より抜粋
今回ハンズオン用にライセンス購入などはせず、Free プランで実施しました。
ハンズオンを実施して感じたこと
良かった点
従来のトラブルシューティングと比較して、調査時間や修正時間がとても短く、かつ楽にトラブルシューティングができたと感じました。
今まで、AWS 環境で問題が発生した際には以下のような順序でトラブルシューティングを行っていたと思います。
- 想定外事象検知
- AWS Management Console から該当サービスの状態を確認
- OS の状態や、各種ログを確認（必要に応じて AWS CLI 経由での確認）
- 原因特定後、修正手順を作成
- 環境を修正
今回は AWS Management Console を直接確認することや、AWS CLI のコマンド構文を調べてコマンドを作成、実行する、といったことがありませんでした。
また、自分自身やチームメンバーの頭の中の引き出しから切り分け観点を考える必要がなかったため、行き詰まることもなく、全体的にスピード感を持って対応が進められたと思います。
自分自身の改善点
自分自身の改善点として率直に感じたのは、使用する人間の判断によって環境に不要な変更を加える可能性がある ということでした。
トラブルシューティング中は焦りもあり、Kiro CLI が取得する情報や修正する内容に対する理解が十分でないまま進めてしまった箇所がありました。
そのため、思うように環境を修復することができないケースも発生してしまいました。
実際のトラブルシューティングでも早めの復旧が求められると思いますので、AI エージェントが実行しようとしている内容をよく理解してから対応を進めるよう注意が必要だと感じました。
おわりに
主催いただいた AWS サポートの皆さま、運営の皆さまに感謝申し上げます。貴重な機会をいただきありがとうございました。
実際の業務でも Kiro CLI を使用する機会が多くありますので、改善点を意識しながら、Kiro CLI の良いところを活かして構築・開発ができるよう今後も取り組んでいきたいと思います。
この記事は私が書きました
S.Endo
記事一覧コーヒーインストラクター検定2級を所持しているエンジニアです。コーヒーを飲みながら仕事をしています。
