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【Terraform】S3やECRに中身が入っていても一気にterraform destroyする方法
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目次
はじめに
皆さんこんにちは！パーソル＆サーバーワークスの榎本です。
terraform destroyでリソース削除を行う際、リソースに中身が入っているから削除できないというエラーが表示されたことはありませんか？
最近は検証でTerraformをよく使っているのですが、毎回手動で中身を消すのではなく一気にリソース消したいと思っていたところ、よい解決策を見つけたので共有いたします！
今回はS3とECRの場合でお伝えいたします！
本記事の目的
S3とECRをTerraformで構築した後、中身が入っていても terraform destroy コマンドで一気にリソース削除ができるようになること
前提
- S3バケットにオブジェクトが存在すること
- ECRリポジトリにイメージが存在すること
エラー内容
S3
Error: ECR Repository(xxxxxxxxxx)not empty, consider using force_delete: operation error ECR: DeleteRepository, https response error StatusCode 400, RequestID:xxxxxxxxxx,
RepositoryNotEmptyException: The repository with name 'xxxxxxxxxx' in registry with id 'xxxxxxxxxx' cannot be deleted because it still contains images
ECR
Error: deleting S3 Bucket(xxxxxxxxxx): operation error S3: DeleteBucket, https response error StatusCode 409, RequestID:xxxxxxxxxx, HostID:xxxxxxxxxx,
api error BucketNotEmpty: The bucket you tried to delete is not empty
要望
S3とECRに中身が入っていても terraform destroy コマンドで一気にリソース削除がしたい
解決策
S3とECRを作成するtfファイルにて、S3バケットを作成するための記載箇所とECRリポジトリを作成するための記載箇所に以下追記する
S3
force_destroy = true
ECR
force_delete = true
削除成功画面
注意点
terraform apply コマンドでリソースを構築する前に上記記載をしておく必要があります。
terraform apply 時にterraform.tfstateファイルに以下のように記載されてしまうためです。
- S3
"force_destroy" = false- ECR
"force_delete" = null※ただし、terraform.tfstateファイルを以下のように直接修正することで、 terraform apply 後でも対応することは可能です。
- S3
"force_destroy" = true- ECR
"force_delete" = trueまとめ
検証などで頻繁に terraform destroy コマンドを実行する際は、本設定を入れておくとスムーズに削除ができるため便利です！
必要に応じてぜひ使ってみてください！
この記事は私が書きました
榎本 将希
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