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【事前確認必須】 Amazon RDS のメジャーバージョンアップグレードのオプショングループ制限事項
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目次
はじめに
パーソル&サーバーワークスの 梅津 です。
AWSを中心としたクラウドインフラの設計・構築・運用を担当しています。
本ブログは下記の方に向けたブログとなっております。
- Amazon RDS の DB エンジンに MySQL を使用している
- Amazon RDS で「カスタムオプショングループ」を適用している
- Amazon RDS のメジャーバージョンアップグレードを計画している
本ブログでは、 MySQL を使用し、「カスタムオプショングループ」を適用している Amazon RDS のメジャーバージョンアップグレードを実施する場合に必要となる、通常とは異なる切り替えの手順について記載しております。
結論
Amazon RDS のメジャーバージョンアップグレードにおいては、ブルー/グリーンデプロイで実施することが多いかと思いますが、 RDS for MySQL で「カスタムオプショングループ」を適用している場合は、通常の手順ではメジャーバージョンアップグレードすることができません。
AWS の公式ドキュメント(ブルー/グリーンデプロイの制限事項)にも記載されている通り、この場合は同じメジャーバージョンのままブルー/グリーンデプロイを作成し、その後グリーン環境の Amazon RDS をメジャーバージョンアップグレードする必要があります。
詳細な手順は以下でご説明いたします。
設定方法
本ブログでは、例として MySQL 8.0系から MySQL 8.4系にメジャーバージョンアップグレードする場合を想定してご説明いたします。
なお、 MySQL 8.4系で使用する下記はすでに作成済みとします。
- MySQL 8.4系用カスタムパラメータグループ
- MySQL 8.4系用カスタムオプショングループ
(1) アップグレードしたい Amazon RDS を選択します

(2) 右上の「アクション」から「ブルー/グリーンデプロイの作成」を選択します

(3) 「エンジンの設定」でグリーンデータベースのエンジンバージョンを MySQL 8.0系のままにして作成します

※なおこのタイミングで、 MySQL 8.4系を選択して作成すると、エラーが出て作成に失敗します

(4) 作成が完了するとグリーンデータベースが作成されますので、選択します
(5) 右上の「変更」を選択します

(6) 「 DB エンジンバージョン」を MySQL 8.4系にします

(7) 「 DB パラメータグループ」を MySQL 8.4系用カスタムパラメータグループにします
(8) 「 DB オプショングループ」を MySQL 8.4系用カスタムオプショングループにして、変更を実施します

(9) グリーンデータベースが MySQL 8.4系に変更された後、ブルー/グリーンデプロイを選択します
(10) 右上の「アクション」から「切り替え」を選択します

(11) 「切り替え」実施後、ブルーデータベースが MySQL 8.4系になり、メジャーバージョンアップグレードは完了となります

その後、動作確認など行い問題なければ、下記を削除してメジャーバージョンアップグレードの残作業も完了となります。
最後に
ブルー/グリーンデプロイはバージョンアップグレードを簡単に実施できる機能である一方、使用している DB エンジンなどにより制限事項がありますので、事前に確認してから実施しましょう。
この記事は私が書きました
梅津 純一
記事一覧一番好きな食べ物は生のねぎです。 元ネットワークエンジニアのAWSエンジニア