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【Lambda】VSCodeでLambdaのログをLive Tailしてみた
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目次
はじめに
パーソル&サーバーワークスの三宅です。
少し前のアップデートでVSCodeにてCloudWatch Logs Live TailがLambdaと統合されたので試してみました。 備忘録としてまとめましたので参考になれば幸いです。
AWS Lambda が VS Code IDE で Amazon CloudWatch Logs Live Tail のサポートを追加
事前準備
最新バージョンのAWS ToolkitをVSCodeにインストールします。
やってみた
今回作成するLambda関数のコードは以下です。
import json import time def lambda_handler(event, context): print("Lambda関数開始") # for文でログ出力 for i in range(5): print(f"ログ出力 #{i+1}") time.sleep(2) print("Lambda関数終了") return { 'statusCode': 200, 'body': json.dumps('Hello from Lambda!') }
2秒おきに5回処理が繰り返されるため、実行時間は10秒ほど発生します。
そのため、タイムアウト値はバッファを持たせて1分と設定をしました。
Lambda関数が作成できましたら、VSCodeでの操作に移ります。
VSCodeにてコマンドパレットを開き、AWS: Tail Log Groupと入力します。
(コマンドパレットは、Windowsの場合は Ctrl+Shift+P で開けます。)
以下のような一覧が表示されるので該当するロググループを選択します。
今回は、20250508-livetail-testを選択します。
選択後、以下のように3つの選択肢で表示を絞ることが可能です。
今回は、All Log Streamsを選択して進めます。
最後に、フィルターパターンの入力が求められますが今回は空で進めます。
一連の操作でVSCodeにて新規タブが開きます。この状態でLambda関数を実行します。
せっかくなのでAWSマネジメントコンソールからではなくAWS Toolkitを使ってVSCode上からLambdaを呼び出します。
実行後、時間経過に応じてリアルタイムでVSCodeのタブにログが出力されていることが確認できました。
ここまでは従来のCloudWatch Logs Live Tailでもできていましたが、冒頭のアップデートによりLambdaとLive Tailが統合され上記手順を一部省くことができるようになりました。具体的には、該当のLambdaを右クリックしTail Logsを選択することでロググループの一覧選択をスキップすることができます。
これにより、Lambda関数から直接Live Tailを開始できるためワークフローが大幅に簡素化されました。
最後に
今回試してみて分かったのは、複数のLambda関数を扱う場合や頻繁にログをチェックする必要がある開発フェーズにおいてLambdaとLive Tailの組み合わせは非常に便利ということです。
これからもAWS ToolkitとVSCodeの機能は増えていくことを期待して、開発効率向上のためにも積極的に活用していきたいです。
この記事がどなたかの役に立てば幸いです。
この記事は私が書きました
三宅 啓右
記事一覧猫派でしたが最近犬派になりました。
