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【Lambda】VSCodeでLambdaのログをLive Tailしてみた

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目次

はじめに

パーソル&サーバーワークスの三宅です。

少し前のアップデートでVSCodeにてCloudWatch Logs Live TailがLambdaと統合されたので試してみました。 備忘録としてまとめましたので参考になれば幸いです。

AWS Lambda が VS Code IDE で Amazon CloudWatch Logs Live Tail のサポートを追加

事前準備

最新バージョンのAWS ToolkitをVSCodeにインストールします。

スクリーンショット 2025-05-08 112226.jpg

やってみた

今回作成するLambda関数のコードは以下です。

import json
import time
def lambda_handler(event, context):
    print("Lambda関数開始")
    # for文でログ出力
    for i in range(5):
        print(f"ログ出力 #{i+1}")
        time.sleep(2)
    print("Lambda関数終了")
    return {
        'statusCode': 200,
        'body': json.dumps('Hello from Lambda!')
    }

2秒おきに5回処理が繰り返されるため、実行時間は10秒ほど発生します。
そのため、タイムアウト値はバッファを持たせて1分と設定をしました。

スクリーンショット 2025-05-08 111655.jpg

Lambda関数が作成できましたら、VSCodeでの操作に移ります。
VSCodeにてコマンドパレットを開き、AWS: Tail Log Groupと入力します。
(コマンドパレットは、Windowsの場合は Ctrl+Shift+P で開けます。)

スクリーンショット 2025-05-08 112944.jpg

以下のような一覧が表示されるので該当するロググループを選択します。
今回は、20250508-livetail-testを選択します。

スクリーンショット 2025-05-08 113152.jpg

選択後、以下のように3つの選択肢で表示を絞ることが可能です。
今回は、All Log Streamsを選択して進めます。

スクリーンショット 2025-05-08 115026.jpg

最後に、フィルターパターンの入力が求められますが今回は空で進めます。

スクリーンショット 2025-05-08 125220.jpg

一連の操作でVSCodeにて新規タブが開きます。この状態でLambda関数を実行します。
せっかくなのでAWSマネジメントコンソールからではなくAWS Toolkitを使ってVSCode上からLambdaを呼び出します。

スクリーンショット 2025-05-08 151916.jpg

実行後、時間経過に応じてリアルタイムでVSCodeのタブにログが出力されていることが確認できました。

スクリーンショット 2025-05-08 152217.jpg

ここまでは従来のCloudWatch Logs Live Tailでもできていましたが、冒頭のアップデートによりLambdaとLive Tailが統合され上記手順を一部省くことができるようになりました。具体的には、該当のLambdaを右クリックしTail Logsを選択することでロググループの一覧選択をスキップすることができます。
これにより、Lambda関数から直接Live Tailを開始できるためワークフローが大幅に簡素化されました。

スクリーンショット 2025-05-08 152506.jpg

最後に

今回試してみて分かったのは、複数のLambda関数を扱う場合や頻繁にログをチェックする必要がある開発フェーズにおいてLambdaとLive Tailの組み合わせは非常に便利ということです。
これからもAWS ToolkitとVSCodeの機能は増えていくことを期待して、開発効率向上のためにも積極的に活用していきたいです。
この記事がどなたかの役に立てば幸いです。

この記事は私が書きました

三宅 啓右

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猫派でしたが最近犬派になりました。

三宅 啓右

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