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【AWS初心者向け】AWS運用サービスの全体像をざっくり掴みましょう

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目次

皆さんこんにちは!パーソル&サーバーワークスの榎本です。

AWSを学び始めると、まずVPCを設計して、EC2を起動して、アプリを動かしてみる...というように、「システムを作ること」にどうしても意識が向きがちではないでしょうか。
正直私自身も学び始めの頃はサーバー構築などの手順を追いかけることに必死で、その先のことまで頭が回っていませんでした。

でも実際に現場でシステムに関わってみると、本当に大事なのは作った後、つまり「動かし続ける」フェーズだと痛感します。
例えば、障害が起きた時にすぐ気づけるか、誰がどういう流れで対応するのか、誰が何をしたのかについて後から追えるか、コストが気づいたら膨れ上がっていないかなどです。
こうした「運用」の視点を後回しにしてしまうと、長期的に見た際にどこかで痛い目を見ることになります。

そこで今回は、AWS初学者の方に向けて、「運用の全体像をざっくり掴む」ことを目的とした記事を書いてみました。

本記事の目的

  • AWS運用周りのサービス概要を学び、AWS運用に関する全体像を掴むこと

この記事でできること

  • AWSにおける「運用」がどんな範囲を指すのかの全体像が掴める
  • 代表的な運用系サービスが「それぞれ何のためにあるのか」がわかる
  • 運用を考えるときの5つの観点と、対応するサービスの組み合わせがわかる

AWS運用のベストプラクティスを把握する ― Well-Architected Frameworkの視点

AWSには、良い設計・運用のための考え方をまとめた AWS Well-Architected Framework というガイドラインがあります。これは「セキュリティ」「信頼性」「パフォーマンス効率」「コスト最適化」「持続可能性」、そして「運用上の優秀性(Operational Excellence)」という6つの柱で構成されています。

家づくりで例えるなら「耐震性」「省エネ性」「コスト」などと並んで「メンテナンスのしやすさ」が1つの柱として明確に立っているイメージです。
運用は決しておまけではなく、最初から設計に組み込んでおくべきものだと、この6つの柱を見るだけでもわかります。

特に「運用上の優秀性」の柱では、以下の4つの観点でベストプラクティスが整理されています。

  • チーム編成:誰がどう運用に関わるか
  • ワークロード設計:運用しやすい設計になっているか
  • 運用の実践:日々のオペレーションをどう回すか
  • 継続的な改善:振り返って良くしていく仕組みがあるか

「運用」と一言で言っても、実は他の5つの柱(セキュリティ・コスト・信頼性など)すべてに横串で関わってくる活動となります。
ここを最初に押さえておくと、この後紹介するサービス群が「バラバラの機能」ではなく「1つの大きな枠組みの中の一部」として見えてくるはずです。

運用系サービスは「役割分担」で覚える

AWSには運用に関わるサービスがたくさんあり、名前も似ていて最初は混乱しがちです。 私も最初は「CloudWatchとCloudTrailって何が違うんだっけ」となりました。
そこでおすすめなのが、それぞれを「役割」で覚える方法です。

  • CloudWatch=心拍数モニター。CPU使用率やログなど、"今のシステムの状態"を監視する
  • CloudTrail=操作履歴の記録係。「誰が・いつ・何をしたか」というAPI操作の証跡を記録する
  • AWS Config=カルテ。リソースの設定が「いつ・どう変わったか」を記録する
  • Trusted Advisor=コンサルタント。コスト・セキュリティ・耐障害性などの観点で改善提案をしてくれる
  • AWS Systems Manager=運用の司令塔。多数のリソースへのパッチ適用や自動化を一元管理する
  • AWS Health Dashboard=天気予報。AWS側の障害・メンテナンス情報を教えてくれる
  • AWS Backup=バックアップの作成・スケジューリング・保管・復元を自動化する一元管理サービス
  • AWS Organizations=複数アカウントを束ねて統制するための管理基盤
  • Cost Explorer / Budgets=コストの可視化と、予算超過の事前アラート

こうして並べてみると、それぞれが「監視」「監査」「コスト」など、違う役割を持った専門家チームのように見えてきませんか?

5つの運用観点で全体像を整理する

上で紹介したサービスを、運用の観点別に整理すると次のようになります。最初はこの表を「地図」として持っておくだけで十分です。

項目 何を見るか 代表的なサービス
監視 今のシステムの状態は正常か CloudWatch
監査 誰が・いつ・何をしたか CloudTrail
構成管理 設定がいつ・どう変わったか AWS Config
コスト管理 使いすぎていないか Cost Explorer / Budgets
セキュリティ・統制 全体を安全に統制できているか Trusted Advisor / Systems Manager / Organizations

まとめ

今回は細かい手順には触れず、AWS運用の全体像を整理してみました。
Well-Architected Frameworkの6つの柱、そして監視・監査・構成管理・コスト・セキュリティという5つの観点で捉えると、バラバラに見えていたサービス群が急につながって見えてくるのではないでしょうか。
まずは全体像をざっくりと把握し、詳細の知識を徐々に深めていくと理解に繋がっていくかと思いますので、ぜひ引き続き各機能やベストプラクティスのキャッチアップをしていただけたらと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事は私が書きました

榎本 将希

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榎本 将希

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