EMPLOYEE INTERVIEW

入社のきっかけは、技術に対する自己流を辞めたかったから。技術の難しさに本気で向き合った先に感じたこと。

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エンジニア: 中山 正哉(なかやま まさや)

2024年

前職ではインフラエンジニアとして6年活躍。通信業界をクライアントとするシステムインテグレーション企業にて AWSを使用した基盤設計までのリードを担当。その後、2024年4月にパーソル&サーバーワークス株式会社へ入社。現在はeコマース 業界の企業にてインフラ基盤の更改プロジェクトに従事。

「"技術に対する自分の理解や判断に自信を持つ"それこそが自分のエンジニアとしての仕事に誇りを持つことにつながる 」と語るのは、パーソル&サーバーワークスの一期生として入社した中山 正哉(なかやま まさや)さん。
今回は中山さんにパーソル&サーバーワークスでキャリアを歩もうと決意した理由や入社後に感じた仕事のやりがいや面白さ、苦労についてお話しいただきました。

パーソル&サーバーワークスに入社 を決めたきっかけや理由は何でしたか?

技術に対して自己流を辞めて、原理原則をしっかりと学びたかったというのが一番の理由です。前職では、AWSを使ってシステムを作っていく中で無数の細かい判断を自分で下していかなければいけない場面が多々ありました。その中で妥当な理由を与えられるものもあれば、時間の制約上その時点でのベターを選ぶしかなかったものもありました。ずっとどこかで「自分は自己流でしかAWSを使えていないのではないか」という不安があったんですよね。
そんな時にこのパーソル&サーバーワークスの設立を知りました。

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入社前の面談で取締役の千葉さんとトレーニング/サービスGマネージャーの山中さんとお話ししました。
その時、お二人とも技術に対して分かったふりをせずに真摯に向き合っている様子がビシビシ伝わってきたのを覚えています。この時直感的に、自分はこの会社に入って学びなおす必要がある、そう感じました。

実際に入社してみて、感じた事はありますか?

とにかく皆が技術に対して「本気」なんです。「本気」だからこそ謙虚に技術の難しさに向き合って初歩的な悩みや質問も相談できる、そんな環境でした。また「なぜ」を追求することを是とする雰囲気が自分にとってはすごく心地よいです。
どの技術においても大事なのは「正解を一問一答のように知ること」ではなくて、「それを正解とする理由や背景を知ること」だと思っています。パーソル&サーバーワークスはAWSを専業にしているのですが、この「なぜ」をしっかりと理解することによってAWSだけではなく、ITシステム自体の原理原則を理解することにもつながるんですよね。
他のクラウドやOSS(オープンソースソフトフェア)にも十分に通用する知見を得ることにもつながっていると感じています。

入社後の研修はどうでしたか?

楽しくもあり大変でもありました。研修の終盤にPMとして疑似的な案件対応を行うプログラムがあるんです。
技術的な知見だけでは不十分で、工数管理等のマネジメント力や顧客への説明等のコミュニケーション力も求められます。
疑似的とはいえ、本当の現場さながらのプログラムです。私は技術への理解やコミュニケーションには一定の自信があったのですが、マネジメント面では特に苦労して、サポート役のトレーナーにはかなり助けていただきました。

トレーナーやトレーニー同時で助け合って乗り越えたのですね。

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そうですね。切羽詰まって困っていたところを、トレーナーに声をかけてもらってなんとか立てなおしました。
どうしても研修中は評価されたい、自力で頑張らないといけない、という思いが強く出てしまって周りに相談しづらい心理状態になることもありました。
そんな自分たちをトレーナーはいつも見ていてくれて、手を差し伸べてくれる存在が近くにいることは本当に心強かったです。あとは同じ苦労をしているトレーニー(研修を受けるメンバー)が周囲にたくさんいることも励みになりました。時には「研修のこれがきつくってさぁ...」みたいな会話もできて、それに対して「それわかるよ!」と言ってくれるメンバーが多くいます。そうやって気持ちを共有しながら、また頑張ろうという思いで研修を乗り越えました。

研修を終えられた後、現在はどんなプロジェクトに参画されているのですか?

eコマース業界のクライアント企業で、インフラ管理の部署に配属されています。マネージャー2人、メンバー10人ほどの組織で、基盤更改の実作業面でのリードを任されています。データベースの基盤更改を1年くらいかけて実施していこうというプロジェクトなのですが、複雑なレプリケーショントポロジが存在するデータベース群に対して、まずはクラウドにリフトするところを現在は考えています。

技術的におもしろいと感じる部分はどんなところですか?

基盤更改でクラウドにリフトするといっても、AWSを知っているだけではだめなんですよね。すでに何年も稼働しているサービスなので、その積み重ねがある分だけサービスやシステムがあって、全貌を理解するのが大変です。いわば「洞窟探検」のような感じなのです。どのサーバー同士がどのように通信しているのか、そのつながりが見えた時にとてもワクワクします。またサービスの根幹を司るシステムの移行を考えていると伺っているので、インフラだけではなくアプリケーションの事情も考える必要があるところも、難しくも面白いポイントです。

プロジェクトを進める上で難しい部分や苦労されているところはありますか?

自分も含めて、誰も正解を知らないことに挑戦する必要があるところでしょうか。限られた時間の中で妥当性のある推論を積み重ねて、プロジェクトの方向性を決めていかないといけません。こういう時に助かっているのが、パーソル&サーバーワークスの「ask me anything」というカルチャーです。困ったときは社内のslackに書き込むと、先輩や同僚がすぐにコメントをくれるなど、いつでも自社にいるエンジニアの力も借りることができるのは本当にありがたいです。

研修の学びがプロジェクトで活かされたと感じる部分はありましたか?

個人的にはネットワークに関する知識の補強ができたのは大きな収穫でした。模擬案件でTransit GatewayやResource Access Managerなどを使う機会があり、ここでの学びは非常にプロジェクトでも活きました。例えば「VPCピアリングとTransit Gatewayってどっちを使うのがいいんだろう」と考える機会がありました。両者ともに異なるVPCを接続するという共通の用途があります。しかし、VPCピアリングの場合、接続自体の料金は発生しませんが、データ転送に関しては料金がかかります。また、各VPC間で個別にピアリング接続を作成する必要があるため、複数のVPCを接続する場合は全体としてメッシュ型のネットワークになり、管理が煩雑になりがちです。一方、Transit Gatewayは中央のハブを介したスター型ネットワークで、複数のVPCを効率的に接続でき、管理面での手間が大幅に軽減されます。ただし、Transit Gatewayは利用状況に応じた料金が発生する点も考慮する必要があります。

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では拡大フェーズにあるAWS利用企業が2つ目のVPCを作ったとき、どちらの方法でVPCをつなぐのが良いでしょうか。自分であれば、最終的に管理の手間が少なく拡張性に優れるスター型のNWに着地させることを志向してTransit Gatewayを第一選択肢にします。そしてもし費用面に明確な制約がある場合にはVPCピアリングを次の候補として考えます。このように、サービスの共通点と相違点を理解することで状況やプロジェクトに沿った判断を提示できると思います。普段個人でAWSにフォーカスして自己研さんをしている中ではなかなか使用する機会のない技術を、疑似的な案件で使用することで「なぜ」を繰り返し突き付けられ、自問自答する。それら一つ一つの考察が確かに自分自身の血肉になっていると今もプロジェクトを通じて感じています。

AWSエンジニアとしてキャリアを積む中山さんにとってのAWSの魅力について、教えてください。

最大の魅力は拡張性です。世のOSSに相当するサービスは大抵あるので、新しいコンポーネントが必要になったときにまずAWS内でカバーできないかという検討ができます。
たとえばWebサービスをAWSで作っていたが、画像を保存するためのストレージが欲しくなった、となればS3の追加を検討できますし、キャッシュが欲しくなった、となればCloudFrontの追加を検討できます。管理するものを増やすと複雑性が増すというのは原理原則なので、AWSというひとつの箱でカバーできる領域が広いのは圧倒的な魅力だと思います。

最後に、中山さんはどんな人にパーソル&サーバーワークスに入社してほしいですか?

私のように技術に対する自己流を辞めたい人、自分の技術力に危機感を感じている人にこそ入社してほしいですね。
パーソル&サーバーワークスは、曖昧な理解のまま人に説明をすることや判断をすることを、明確に否としている会社です。それだけにつらい時もあるのですが、自分の判断に自信を持てる事は自分の仕事に誇りを持つ事にもつながって、それはいわば自分の人生の幸せにもつながると思っているんです。極端な話、エンジニアとしてはたらいていく中で、勉強しなくても何とかなる場面って少しはあると思います。でもそれは徐々に自分の首を絞めることにもつながる。もし、危機感を少しでも感じたことがあるなら、それをチャンスだと捉えてほしいです。
技術に対する「なぜ」を大事にして、その探求心が正当に賞賛されるパーソル&サーバーワークスには、楽しみながら勉強している人たちがたくさんいます。ぜひ思い切って飛び込んでみてください。

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